海外先物取引とは
海外先物取引とは、その名の通り海外市場で取引される先物取引のことです。
普段一般的に先物取引の話を聞くのは国内のことが多いですね。国内の先物取引の業者には免許が必要なのですが、海外先物取引の業者には必要ありません。 国内で廃業した業者の元社員などが海外先物取引の会社を興したりすることもあります。また法的な規制がゆるいためトラブルの原因になる可能性もあります。
先物取引にはレバレッジという機能があります。レバレッジとは「てこの原理」という意味で少ない資金で大きな取引をすることができます。例えば、10万円で商品を買って10倍のレバレッジが掛かると100万円の取引をしたことになります。1万円の利益が出れば10万円の利益になるのですが逆に損失もまた大きくなります。悪質な業者の場合は電話で勧誘をしてきて、無駄な売り買いをさせたり損失が出ても解約させなかったりするそうです。
もちろん、海外先物取引にはクーリングオフ制度が適用されます。通常クーリングオフというのは8日間という認識が多いと思うのですが海外先物取引の場合は契約締結から14日間クーリングオフが可能です。海外先物規正法という法律があり14日間は取引が出来ないということになっているからです。
ただし、めったにないと思いますが自分から出向いていって契約した場合にはクーリングオフは適用されませんのでご注意ください。
海外先物取引はシステム自体、決して怪しいシステムではありません
ここまで海外先物取引の注意点ばかりを書いていましたが先物取引というシステム自体は決して怪しいシステムではありません。将来の価格変動リスクを管理するための手段として生まれた制度ですし投資対象としても価値があります。
そこでおすすめは国内の先物取引業者さんにお願いすることです。国内の場合は商品取引員の資格が必要になります。その点は海外の業者に比べて安心といえると思います。しかし先物取引自体はリスクの大きい取引です。ハイリスク・ハイリターンの投資ですから国内であっても海外であってもリスクが高いことだけは頭においておく必要があると思います。
海外先物取引はハイリスク・ハイリターン
海外先物取引はハイリスク・ハイリターン、その部分だけを頭においておきリスクを最小限にとどめることに意識をおけば国内の場合はある程度安心して取引をすることも可能です。
最近流行のFXでも同様のリスクはあります。 また昔から行われている株でもリスクはあります。リスクを恐れていては何も出来ません。リスクを最小限にとどめ大きなリターンを目指していくことが一番大切なことだと思います。海外先物取引や国内の先物取引は計画的に行いましょう。